皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。
以前私が勤めていた事務所で驚いた一件があったため記事にします。
私は以前年間大量の決済を行う事務所におりました。
毎日のように法務局から登記識別情報が届きます。
いつも通りレターパックを開封して中身を確認、案件ファイルに入れようとしたところ、該当の案件ファイルがありません。
何度確認しても見つからず、おかしいと思い業務用ソフトの履歴を確認しても案件が見当たりませんでした。
オンラインでの申請の履歴もなく、書面申請の可能性も見越して登記完了証を確認。
よく確認したところ、事務所で担当した案件とは全く関係のない登記識別情報通知が届いたようでした。
これは結構大事です。というのも、登記識別情報通知は権利証ですので第三者に送るべきものではないほか、わざわざ登記の委任状に代理で登記識別情報通知を受領する件を記載するくらい重要なものであるためです。
すぐに管轄法務局に問い合わせたところ、事務所で担当した案件の登記識別情報通知と別の事務所で担当した案件の登記識別情報通知が入れ替わってしまったとのこと。
結局事務所の補助者の方が管轄法務局に届けに行き、事務所で担当した案件の登記識別情報通知も後日きちんと受領できました。
本来であれば法務局の方が取りに来てほしいところでしたが、何かあったときはお互い様ということで補助者の方に届けてもらったようです。
結局のところ人が行うことですので、こういったミスは避けられないものの、司法書士事務所であったからなんとかなりましたが、個人のお客さんの場合だったとすると、誤るだけではすまなかったかもしれません。
以上、「全く関係ない登記識別情報通知が事務所に届いた件」でした。
お読みいただきありがとうございました。