司法書士が(比較的)独立に向いている理由について

皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。
私は令和6年1月より開業しております。
もともと私は独立するつもりでこの資格を取得したのですが、独立してみて色々分かってきたことがあるため記事にします。
テーマは「司法書士が(比較的)独立に向いている理由について」です!

私個人の現在の見解では、司法書士はかなり独立向きの資格という意見です。

というのも他の業種では、許認可などの要件がある業種はあるものの、基本的には自由に市場に参入できるようになっております。

この中で我々士業は、試験に合格しなければ、その業務を行うことはできないとされていることから、そもそもスタートの時点で参入障壁があります。

その中でも、司法書士は様々な面で独立に向いているなと日々感じております。

本ページでは私が司法書士として独立してから、司法書士が独立に向いているなと感じている点について記事にします。

第一に利益率が高い点が挙げられます。
司法書士の業務は知識と事務代行を売っておりますので、仕入れというものが存在しません。強いてあげるならば本やセミナーなどで知識を仕入れることですが、知識は手に入れてしまえば今後新たに仕入れることなく売り続けることができる商品です。
この点物販などでは、常に仕入れて売れたら新たに仕入れない限り売ることはできません。
したがって仕入れがないことから非常に利益率が高い傾向にあります。

ただこういった点は他の士業も同様だろうと思われます。

第二に司法書士は単発業務メインであることが挙げられます。
単発業務メインだと独立が難しいかと思いきや、思わぬ効用があり単発業務の場合市場に仕事が発生しやすいこととなります。
税理士や社労士などの顧問業務を主たる業務としている場合、1度顧問についてしまえば大きいのですが、その1度の顧問を獲得するのはそう簡単とは言い切れません。
既存の税理士、社労士に不満がない限り顧問を変えることも起こりづらいです。
また顧問業務は一件の単価を上げづらい傾向にありますので、独立したての場合軌道に乗るまで顧問先を獲得し続けなければなりません。
対して司法書士の場合、月に相続案件1件を受任できれば、毎月の固定費のほとんどを支払うことができます。
以上のことから、独立したての場合はむしろ単発業務の方がなんとかしやすいと思います。

第三に明確な取り扱い業務があることが挙げられます。
司法書士の場合、登記業務は独占業務とされます。まだまだ世間の認知を得られているとは言い難いですが、昨今の相続登記義務化や終活ブームもあって、以前ほどマイナーな資格でもなくなってきました。
窓口として行政書士の先生に入ってきた相続案件や設立案件であっても、登記が絡む以上は、ご紹介が発生するという形になります。

まだ司法書士が(比較的)独立がしやすい仕事だな、と感じる機会は多いのですが、私が独立してから感じた代表的なものについてまとめてみました。

私は営業、経営、人脈などには全く自信がありませんでしたが独立はしたかったので下駄を履かせてもらっております。
その点で司法書士は底上げが分厚い資格だと思います。

ゆくゆくな独立したいと思っているけど、営業経験がないという方がいらっしゃったらおすすめしたい方法の1つです。

以上、「司法書士が(比較的)独立に向いている理由について」でした。

お読みいただきありがとうございました。

お電話でのお問い合わせはこちらから!
(TEL) 03-4400-0513
無料相談してみる(Tel)