どのようなセミナーが喜ばれるか?~価値ある情報の伝え方~

皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。

先日水戸にある水戸市民会館で10分程度相続関係のお話をしてくれないかとご提案いただいたので、終活セミナーに登壇者として参加いたしました。

フリーの納棺師の方が、過去行った事例をご紹介したり業界の裏話をしたりするというイベントで30名程度参加されました。

私はできるだけ価値のある情報を提供したいと思っており、遺言書があれば揉めなかったであろう実際の事例や、よくある相続放棄の勘違いなどの事例について登壇いたしました。

結果として、興味深く聞いていただいた方もいらっしゃったのですが、若干眠そうにされている方などもいらっしゃるなど反応はマチマチでした。

納棺師の方や私のお話も終わり、メインイベントの棺に実際に入る体験や棺に入る際に着る着物を体験的に着ることができるイベントが始まると、皆さんが大いに盛り上がりました。

今回のイベントではウェデングドレスを死装束にアレンジした、エンディングドレスを体験的に着られるというのが特に好評で、60代ぐらいの方は試しに着てみて写真を撮るなどされて大変好評でした。

また納棺体験も大いに盛り上がり、棺に蓋をするなどかなり本格的に行いました。

実際に棺に入ってもらい、造花を実際のお花に見立てて棺に納められるという経験はそうそうできないこともあり、「非常にスッキリした」という感想を持たれる方もいらっしゃいました。

ひと昔前は縁起でもなかったこういうイベントが好意的に迎えられるのも、終活に対する情報が積極的に発信されるようになったことが一つの原因なのだろうと思われます。

ここで分かったことには、人が何かを伝える際スピーチ形式で伝えるのは、発信者側に宋との実力がない限り、非常に難しいということです。

対して体験形式で行うと、非常に高評価をもらうことができるということが分かりました。

今後相続関係のセミナーを行う場合には、体験的に遺言書を実際に書いてもらうなどの工夫が必要そうです。(遺言書は本来よく練って記載する必要があるため、付言事項のみに限るなどする必要もありそうです。)

以上、「どのようなセミナーが喜ばれるか?~価値ある情報の伝え方~」でした。

お読みいただきありがとうございました。

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