皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。
先日私の知り合いの税理士の先生から遺言書についてご相談いただきました。
地主の方の遺言書作成を受任したようで、資産額が高額にのぼることから慎重に事件を進める必要があるため、ご相談いただいた形です。
特に登記が絡む部分は、遺言書の書き方によっては登記できないリスクがあるため、遺言書の記載について相談にのってほしいとのことでした。
その税理士の先生のお話では、相談料ももらってほしいとのことでしたが私としては相談を基本的に無料としているために一度はお断りしましたが、タイムチャージで報酬をいただけることとなりました。
しかしよくよく考えてみると、専門職が相談料をもらうのはむしろ当然だろうと今になっては思います。
というのも、「無料」とした場合に万が一遺言書が使えなくなった際の責任の所在はどこにあるのでしょうか。
専門職は知識を売り物にしています。ですので、相談の段階でサービスは提供しているわけです。
無料相談の確かに響きは良いですが、一般的な相談であるならばいざ知らず、個別具体的な事件については責任をきちんと果たすためにも、相談料は頂いた方がむしろ自然なのではないか、と現在は考えております。
今のところは初回無料相談としておりますが、私の提供できるサービスの質が高くなり、かつ責任が問われる事例については、きちんと報酬をいただけるような体制も必要かなと思っております。
また裏をかえせば報酬を頂戴できるくらいに、知識の質を高めて勉強を続けていかなければならないなと気が引き締まる思いが致します。
以上、「遺言書の相談でタイムチャージの費用をいただいた件」でした。
お読みいただきありがとうございました。