皆さんこんにちは!司法書士の関良太です!
私は令和3年の司法書士試験に合格する前から、補助者として司法書士業界におりまして、初めて入ったのは渋谷にあるとある司法書士法人でした。
本記事では初めて決済に行った時のことを備忘録として記事にします。
私は司法書士業界に25歳で入りました。
最初の渋谷の事務所は年間大量の決済を行う司法書士事務所でして、繁忙期に右も左も分からず入りました。
繁忙期ということもあり、なかなか一から教えてくれるものでもなく、大変困惑したのをよく覚えております。
今から考えるとよく調べもせずまあ応募する気になったなと問いただしてみたい思いが致しますがともあれ採用となりました。
入ってから3日目だったと思います、勉強ということで先輩司法書士についていってはじめての決済に同行しました。
記憶の限りでは通常の所有権移転登記と抵当権設定登記だったと思います。
何が何だか分からずでしたがとりあえず先輩司法書士の一言一句をメモしておりました。
たしかお客さんとの雑談などもメモしていた記憶があります。それくらい必死でした。
決済もつつがなく進み、最後に登記費用をもらう時でした。
銀行の方が分厚い封筒を持ってきて驚きました。
不動産決済はお客さんから登録免許税という形で登記費用を申請前に預かるので、現金で登記費用が出てくる場合、登録免許税によっては100万円を超す大きな金額になります。
人生で見たこともない現金がやりとりされます。無邪気にも司法書士ってなんて儲かる職業なんだ!すごい!と思いました。後日その期待は見事に裏切られることになりますが・・・。
ここで先輩司法書士の「関君お金数えてみる?」というお言葉。
つい「え・・・。」という言葉が漏れます。
1万円でさえ大金に感じていた25歳にとって月給の5倍近くの100万円にビビッてしまいました。しかし先輩からのお話ですので断れません。
とても緊張しながら数えました。どうしても気になって間違っていないか3回くらい確認しました。間違いがないことが確認できたので決済は終了、先輩司法書士は次があるからと私に100万円を預けて去ってしまいました。
鞄を小脇にかかえ冷や汗をかきながらなんとか無事事務所まで書類を届けることができたのでした。
今でも100万円を超える現金があれば多少ビビりますが、かつてほどではありません。
ただ司法書士業界に入りたてのあの時に、先輩司法書士にお客さんから大金を預かるということはどういうことかを、身をもって教えてくれたことにはとても感謝しています。
今後もこういう気持ちを忘れずに司法書士の仕事をしていきたいです。
以上、「司法書士業界に入ってはじめて行った決済で現金100万円をかぞえることになりビビった話」でした。
お読みいただきありがとうございました。