皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。
私は令和6年1月より開業して、ありがたいことに登記関連のお仕事のご依頼をいただけております。
現在司法書士の登記申請はオンライン化されており、たいていの登記はオンラインですることがほとんどだろうと思われます。
ここで当然必要になってくるのが申請ソフトのどれを使うべきか、ということなのですが私は法務省が提供している無料のオンライン総合ソフトを使っております。
理由としては、無料という点と私の周りで独立されている方のお話で、無料のソフトで十分ですと言っている方がいらっしゃったため、ひとまずは法務省で提供しているもので業務を行っております。
しかし個人的にはこの法務省で提供しているオンライン総合ソフトがなんとかならないかなと思っていることについて記事にします。
大きく3点あげられます。
1点目が同じアカウントでログインしても、デバイスが変わると申請したログが残っていないことが挙げられます。
申請の記録はデバイスに保存されているようなので、事務所にデスクトップPCを置いて普段はそのPCで申請しているが、出先などでラップトップPCを用いて申請したいなという時はそのラップトップPCで申請書などを作らざるを得ません。
せっかくアカウントがあるならば、クラウドでもできるようにならないかなと思います。
2点目にはユーザー・インターフェイスが良くない点が挙げられます。
画面を最大化しないと、登記識別情報通知の入力ができなかったり、文字が以上に小さかったりするなど非常に使いにくいものになっております。
私は権とサムポローニアの2つを経験したのですが、正直いずれも使いやすいとはいいがたかったですが、法務省の提供しているオンライン総合申請システムは正直扱いづらいなという印象です。
3点目に土日など法務省のオンラインシステムが動いていない時間帯に申請書を書くのが難しい点が挙げられます。
法務省の提供するソフトでは、法人の名前や不動産をオンラインシステムで検索して自動で入力してくれるサービスがあるのですが、このサービスは法務省の方でオンラインのシステムが動いている時間帯でないと使えない機能のようです。
個人事業主の場合、土日も申請書を書きたいなというタイミングなどもあるのですが、こういった時には先の機能は使えません。
以上3点が法務省のソフトを使っていて気になった点です。
私としての総括としては、職員が増えたりかかえる案件数が増加して管理が難しくなる場合については、業務用ソフトを導入しても良いと思いますが今のところはさほど高額なソフトを導入する必要もなさそうだ、というのが結論になります。