皆さんこんにちは!司法書士の関良太です。
もうじき司法書士試験本試験ですね!
私は令和3年の司法書士試験に合格いたしましたが、毎年7月になると試験直前の独特の緊張感を思い出します。
試験まではあとわずか、合格ゾーンにいる人はここからはむやみに試験範囲を広げず、試験本番に100パーセントのパフォーマンスが出せるよう、調整期に入っている頃かとおもいます。
ここで個人的に試験日にやってよかったと思っていることについて記事にします。
試験日にぜひやってほしいこと、それは試験会場近くのホテルをとっておくことです。
私は東京に住んでおり、試験会場も水道橋であったため、特にホテルをとらなくても当日の朝十分間に合う距離に住んでおりました。
ところがそういった場合であっても、ホテルはとるべきだと思っています。
ホテルをとるメリットはたくさんあり、①試験日の朝ゆっくり時間が使える、②移動に体力を使わなくてよい、③電車の遅延のリスクがない、④比較的大量の荷物をもっていける、⑤ご飯を食べる場所に困らない、⑥昼休憩に仮眠できる。
などがあげられます。
①試験日の朝ゆっくり時間が使える
試験前日からホテルをとり、前のりしておくことで朝ゆっくり起きることができます。
前日の緊張から思うように寝付けない場合もあるので、試験日の移動時間を節約することでゆっくりと準備をすることができます。
②移動に体力を使わなくてよい
試験日は極力体力を試験に集中すべきですので、移動で体力を使うべきではありません。
移動というのも思いのほか体力を消耗するものです。試験会場は通勤などと異なり、普段通っているエリアとは異なるため、不慣れな電車に乗ったり、乗り換えが発生したりするなど、余計な体力を使いがちです。
前日にホテルをとっていれば移動に体力を使わずに済み100パーセントの力で試験に臨めます。
③電車の遅延のリスクがない
試験当日は余裕をもって動く必要があるのはいうまでもありませんが、電車を使う場合についてまわるのが、遅延のリスクです。
試験日当日、電車が遅延してしまったらたとえ試験会場に到着できたとしても、心穏やかではいられません。100パーセントの実力を発揮するためには、考えなくて良いことは極力考えないような環境をつくることが重要と言えます。
前日にホテルをとってしまえば、電車遅延のリスクは0にすることができます。
試験においてはつぶせる不確定要素は極力つぶすのが鉄則になります。
④比較的大きな荷物を持っていける
前日にホテルに前のりする際に、最終確認しておきたいテキストなどを大量に持ち込んでおくことができます。前日に荷物をまとめておいて、ホテルにおいておき、試験会場には最低限必要なものだけ持っていく、という方法をとることができるため都合が良いです。
仮にホテルをとっていないと、試験日当日に試験会場に向かった道中にどうしても確認しておきたいことがでてきても、確認することができません。
この点資料を大量に持ち込んでおけるというのは、他の受験生と比較してアドバンテージになると思います。
⑤昼休憩にご飯を食べる場所に困らない
試験会場近くの飲食店は受験生であふれている可能性があります。
午後の試験にそなえて多少おなかにご飯を入れておきたいところです。
ホテルをとった場合、試験前日にコンビニなどでお昼ごはんを用意しておけば、待ち時間0でお昼ごはんを摂ることができます。
また自分にとって一番良いパフォーマンスを発揮できるお昼ごはんを研究しておけば、そのとおりのメニューのお昼ごはんを食べることができます。
⑥昼休憩に仮眠できる
昼休憩に仮眠ができるという点は、前日にホテルをとっておく最大のメリットです。
午前中の試験で体力は思った以上に取られてしまいます。
この時最も有効な回復手段は寝ることです。タイマーをセットしコーヒーを飲んで15分から20分程度仮眠することで、かなり体力が回復します。
いまから思い返せばにはなりますが、もし仮にホテルをとれておらず昼休憩に仮眠ができていなかった場合、私はおそらく合格できていなかったとおもいます。
それくらいこの昼休憩の仮眠は重要な意味を持ちます。少しでもインプットしてテキストを読み返したい気持ちを抑え、休憩に徹することで100パーセントの力を午後に発揮することができます。午後には鬼門の記述があり、短い時間内でこれを攻略するには頭もそうですが、体力が不可欠です。
ホテルをとることのメリットは少なくともこれだけあります。
ホテル代は高くても3万円までにはおさまるはずです。
司法書士試験に受かってしまえば、すぐ回収できるお金ですので、司法書士試験の受験生にはぜひ試験日に前のりしてホテルをとってほしいと思います。
以上、「司法書士試験ではぜひホテルをとってほしいということ~昼休憩の時間の使い方が合否を分けます~」でした。
すべての受験生が悔いの残らない試験日を迎えられるようお祈りいたします。
お読みいただきありがとうございました。